夏ダっ!!祭りダっ!!TECH PLAY女子部LT大会? #techplaygirls に参加しました!

株式会社ビューティフルワークスのにーにゃです!
8月も最終日の本日は、渋谷にて開催の、
【夏ダっ!!祭りダっ!!TECH PLAY女子部LT大会? #techplaygirls】
弊社代表取締役とともに参加して参りました!!

TECH PLAY女子部は、TECH PLAY主催の女子オンリーの技術系イベント。

ICEBOXに氷結を入れたオリジナルカクテルを飲みつつ、LT6本と懇親会を楽しんで参りました!
https://twitter.com/maidol_28/status/903205686896558080

まずは主催者代表、おざわさんよりの挨拶からスタート。
現在TECH PLAY女子部はコミュニティ人数が500人越えとのこと。
『フルスタックエンジニア女子になろうぜよ!』をモットーに月1回ほどTECH PLAY女子部のイベントを主催されているそうです!

続いて、TECH PLAY女子部部長、りほやんさん。
意気込みは「たくさんわたしのしたいイベントをしたい」とのこと。
「LT大会大好き!」とのことで今回のイベントも気合いが入ります!

アプリケーションエラーが出るアクシデントもありましたが、会場内では
#techpalygirls のハッシュタグでツイートすると花火があがるプロジェクターが設置されてお祭り感が演出されています!

それでは皆で乾杯!

続いてLT time。本日は6本のLTが行われました。


1.株式会社 リスタ める(@c5meru)さん
2人目のエンジニアとしてベンチャーに入社してやったこと・感じたこと

めるさんは、主にCSSのデザイナーさんだったそうですが、ベンチャー企業に2人目のエンジニアとして入社するという思い切った転身を遂げました!
開発はRuby on Railsを使用されたそうで、勉強にはRailsのペアプロをがっつりやりこんだそうです。

株式会社リスタさんのサービス『job-list.net』のリファクタリング、ABテストの導入、スマホ向けアプリのリリースなどを先輩エンジニアさんと一緒に実施し、
無法地帯だったCSSをリファクタリングしてコンバージョン同線の整備や、サイト回遊の導線作りを行ったそうです。

デザイン上埋もれてしまっていたボタンを見やすくしたりなど、CSSデザイナーだった経験を生かした改善の結果、PV数とCV数を改善!
業績向上がみられたそうです。おめでとうございます!

ベンチャーでのお仕事は、『こんなこともできてない!』という部分にうちひしがれることもあるが、自分たちの手でサービスを盛り上げていく楽しみが魅力。
めるさんぜひぜひ今後も頑張って下さい!


2.椎野文さん
社内勉強会の立ち上げから見えてきたこと

椎野さんは、これまで社内勉強会がなかった企業で、月1回のハンズオン勉強会を立ち上げたそうです。

開催は休日に、講師は社内の意識の高い人たちにお願いして…という、手作りの勉強会。

しかし、主催に当たっては上司から
『休日出勤しても給与は払えないよ?』
『講師の人はお金欲しいと思っているよ?』
といった理解のない発言が…

でも椎野さんはくじけなかった!
上司を飛び越えて理解のある役員に相談したり、経理のおじさんとランチに行って勉強会の経費がもらえないか交渉したり。
すさまじいネゴシエーションスキルです!

その結果、一回につきなんと3万円の経費枠を獲得。
テキスト代以外にランチまでつく勉強会が開催できるようになったそうです。

勉強会に際して、人集めや第一回の講師など、雑務は自分で引き受けたそうですが、
最終的にはスマホアプリの開発から最近話題のRaspberry Piのでの開発まで、旬な技術を取り入れた勉強会が開催できることに。

会社単位で物事を進める難しさや、まだまだ参加者が少ないといった課題はあるそうですが、
先生をやることは人から教わる以上に勉強になる! ということで、さらにモチベーションがアップしたそうです!

物事を率先して切り開いていく女性は格好いいですね! 椎野さんありがとうございました!


3.まいどるさん (@maidol_28)
脆弱な開発体制でリスクを減らす方法

続いて、まいどるさんのLT。
こちらはなんと半年しかエンジニア経験がないまいどるさんがチームリーダーになってしまい、奮戦したお話。

まいどるさんのチームは、一部にスキルの高いプロジェクトマネージャーさんがいたものの、
全体に新人さんが多く、開発体制が脆弱だったそうです。
その結果、スキルの高い社員さんは掛け持ち作業で余裕がなくなり、熟練のエンジニアさんからは『新人さんが多くてうんざり』という声が聞かれ、
最終的にはプロジェクトマネージャーが管理だけでなく実装まですることになり、開発現場はものの見事に炎上したそうです。

この経験から、
『結合テストまで新人の疑問を放っておかない。結合テスト前に火種は解決』
『キャッチアップ期間をないがしろにせず、納期に余裕が出来たら有効活用』
『スーパーエンジニアに管理をさせず、技術面に注力してもらう体制作り』
などの教訓を学んだそうです。

また、新人エンジニアのうちは、『ログ設計の教育が大切』とも感じたそうです。
まいどるさん自身、カスタマーサポートを体験して運用・保守の経験を得たことで、良いログ、悪いログや、ログ実装ライブラリの使用調査が出来るようになったそうです。

結論は『開発体制にはゴールを目指せるマネジメント層が必要だ!』ということで、
やはり各メンバーが最大のスキルを発揮するためには良いマネジメント体制が必要ということですね。

まいどるさん、貴重なご経験のLT、ありがとうございました!


4.いしやすさん
フリーランスって何がおいしいの? 最初の仕事の見つけ方

続いてはフリーランスでエンジニアを行っているいしやすさんから!
独立仲間として弊社社長も興味深くLTを拝聴しておりました!

いしやすさんは社内SEから、未経験のままサーバーエンジニアで独立。その後、クラウドサービスIaaSで企画、新規WEBサービスマネジメントなどを経験しキャリアと実績を積
み上げていった女性フリーランスエンジニア。

最近では、自由な働き方に興味がある人を増やしたい、応援したいという気持ちで、小ワーキングスペース付きシェアハウス『神楽坂クロススタジオ』を立ち上げたそうです。

行動力がすばらしいですね!

しかし、いきなりフリーランスになるのはなかなか勇気がいるもの。
誰しも『仕事はあるの?』『お金の支払いはどうなるの?』『人脈がいるんじゃないの?』など、不安に思いますよね。
いしやすさんは最初はフリーランスの常駐エンジニアとして仕事を始めたので、人脈は必ずしも最初は必須ではないそうです。

また、フリーランスであっても派遣や転職のようにエージェントが存在し、どれくらいのスキルの人がいくらの金額かという市場が確立されているとのことでした。
この仕組みは派遣社員と似ていますが、派遣とはエージェントの手数料体系が異なるなど、雇用側が支払うコストの比較もされていました。
ちなみに、正社員と比較してフリーランスの場合は1.5~2倍のお給料がもらえるそうです。(案件による)

エージェント選びは、エージェントの善し悪しや、紹介料の率よりも『案件が豊富かどうか』を視点に選んだ方が良いとのことでした。
エージェントさんは仕事の紹介の部分にしか関与しませんが、その後働いていく職場の様子の方が大事、ということですね。
そのほか、オフレコでいしやすさんがおすすめできないエージェントさんの紹介や、ITエンジニア向けの保険の紹介などの耳より情報もありました。

そして、就業に関しては、『技術者経歴書の充実』、『面談を想定問答をやっておく』が大切だそうです。
自分のスキルを短い面談時間でわかってもらうため、資料の充実や、伝えるためのテクニックが重要だそうです!

ご自身の技術で立っている自立した女性はなんだか格好いいですね! いしやすさんありがとうございました!


5.たんたんさん
開発の見積もり・スケジュール管理

続いてのLTは、i padに手書きで作成したという黒板風スライドで登壇したたんたんさん!
LTは初めてとのことですが、見やすく可愛いスライドで、会場からも感嘆の声が!

たんたんさんのLTは、開発の見積もり・スケジュール管理について。

プロジェクトの見積もりを出す際には、たんたんさんは『プランニングポーカー』という方法をオススメされていました。
プランニングポーカーは全員でタスクの規模感を視覚化し共有できるので、『規模感を算出』するのに向いているそうです。
プランニングポーカーはアジャイル開発などで使うものですが、ウォーターフォールでも使用可能とのこと。

そうして見積もった各タスクは、WBS、バーンダウンチャート、ガントチャートなどでまとめて視覚化し、チーム全体に共有。

ところが、そうして計算し尽くしたはずのスケジュールも、メンバーの心理やコミットメント不足によっては予定通りにならないこともあったそうです。
例えば、早くタスクが終わってしまった場合、これは見積もり誤りになってしまうので、作業完了を報告せず、リファクタリングに当ててしまったり休みにしてしまうメンバーがいたり。
他には、スケジュールに対して、計画に余裕があると最初はゆっくりやってしまう『パーキンソンの法則』や
一夜漬けでなんとかしようとする『学生症候群』、マルチタスクのせいで生産性が大幅に下がるといったことも紹介されていました。

それでも計画から外れてしまうスケジュールに関しては、CCPM(Critical Chain Project Management:クリティカル・チェーン・プロジェクト・マネジメント)を
用いて計画修正を行ったり、プロジェクト終了時は振り返りを行って、次回のスケジュール管理の精度アップに取り組むことも大切だとのことでした。

たんたんさん、素敵なスライドとLTありがとうございました!


6.わかなさん
妊娠子育て中にReactJS動画コースをudemyに公開するまで

LTのトリは5ヶ月のお子さんがいらっしゃるわかなさん! ベトナムとドラクエが大好きな熟練エンジニアさんです。

今回は、わかなさんが妊娠子育てに専念している間に、UdemyにWEBプログラミングの講義動画を掲載するまでのお話でした。
Udemyは有料の動画コンテンツ配信サービス。英語の配信が多いですが、日本語の動画もあります。
わかなさんが投稿したReactJSの動画コースは、iQueryを使える人レベル向けに作成したそうです。

実際にコンテンツの作成は、昨年から開始されていたそうですが、ノイズの取り除きなどUdemyから動画のクオリティに対する要求が厳しく、
試行錯誤している間に公開が延びて行ってしまったとのこと。

妊娠・出産・育児は大変だったそうですが、優しい旦那さんの支援を受けつつ、少しずつ進められたということでした。

そして動画コンテンツを配信した結果、『今まで撮影で話すのが苦手だったが、克服の兆しが見えた』
『教育方面など、仕事の幅が広がった気がする』といった成長を感じられたそうでした。

妊娠や出産といった女性ならではのイベントに直面しても、キャリアを重ねていけるエンジニアってすばらしいですね!
わかなさんありがとうございました! ご家族とお幸せに☆


最後はみんなで懇親会!

最後は懇親会です! 女子会のような雰囲気!
女子らしいキュートなロールサンドやおやつで歓談。
ICEBOXに氷結を注いだオリジナルカクテルで可愛らしく乾杯する中、弊社社長はひとりビールをがぶ飲みしていました……
お話しして下さった、いしやすさん、りほやんさん、ありささん、ありがとうございました!

今回のイベントで皆さんとお話しして、たくさん聞かれた声が、
『エンジニア職の女性比率は低く、部署内に女性は自分ひとり。他の女性エンジニアとつながりたいという欲求がある人が他にもいて良かった』
というものでした。

女性であることにストレスを感じたり、苦労を感じることが多い職場でも、
わかり合える仲間がいればきっと頑張れますよね!
みなさんぜひ女性ならではの目線や発想を生かして頑張っていって欲しいです!

女性エンジニアを応援していくビューティフルワークスでは、今後も女性エンジニア向けのイベントに続々参加して参りたいと思います!

About the author: BW